僕は統合失調症という診断を受けた。
でも、この物語は「障害者として生きる」話ではない。
病気の初期、頭の中で渦巻く不可解な出来事や声に怯えながらも、僕はそれを「大統領の陰謀」と冗談めかして周りに話した。
猫のケント君がオッサン声で「死にてーよ」と呟いたときも、恐怖よりも不思議さと哀しみが先に立った。
でも、そんなことを本気で話せば「頭がおかしい」と思われるのが怖くて、誰にも言えなかった。
この作品は、そんな日々をありのままに綴った記録です。
妄想と現実の境が揺らぐ世界の中で、それでも僕は「統合失調症の患者」としてではなく、一人の人間として、作家として、家族や猫と暮らす日常を生きていたいと願っています。
統合失調症は確かに僕の一部だけれど、僕のすべてではない。
病気の影に隠れてしまいがちな、笑い、驚き、家族への愛情、猫への愛着、そして「普通に生きたい」という純粋な想い——そうした「統合失調症以外の部分」で僕は生きたいし、この作品を通じて伝えたい。
これは、病気と向き合いながらも、それに飲み込まれず、自分の人生を肯定しようとする一人の記録です。
障害者手帳を持って生きるのではなく、ただの「逢坂 純」として、言葉を紡ぎ、物語を紡いでいきたい。そんな想いを、ぷっちょのように甘く、時に苦く、胸の内に秘めながら。
僕の頭の中のぷっちょ 2 : 創作と統合失調症と。 統合失調症当事者本 amzn.to
500円 (2026年04月04日 09:04時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する


