小説『僕はおまえが、すきゾ!』

小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕は食事が、すきゾ!

優作は僕を古賀さんを紹介するようなつもりで、一緒に食事をしようと提案してきた。それは、古賀さんの事をよく知って貰いたいという優作の僕への友情の印だった。僕は古賀さんの事など、まるで興味は無かったが、(むしろ彼女は敵だったが)、古賀朝子の事を...
小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕はラ・ラ・ランドが、すきゾ!

僕と優作は、テレビの前に座し、ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』を観ていた。 映画『ラ・ラ・ランド』の宣伝文句には、この映画は一番大切な人と観て下さい、と評していた。優作は僕を一番大切な人だって思ってくれてる証拠なのか? すると、優作が画面...
小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕は友情が、すきゾ!(パート2)

僕は優作のアパートの部屋のドアの呼び鈴を連打した。 ピンポンピンポンピンポン!!! 中からは何の音さたも無かったので、僕はドアをドンドンと叩いた。タチの悪い借金取りの如く。すると、部屋の中からドアの鍵が外れる音がした。僕は勢いよく力任せにド...
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僕は友情が、すきゾ!

僕と古賀朝子は、シネコンの広いフロアの背の高い丸テーブルの椅子に向かい合って座っていた。 「優作、どうして今日休んだんだろ」 彼女は僕の質問に、無言でテーブルに肘で頬杖を突いて、黙っていた。 「心配じゃないの?優作の事」と、僕は彼女を責め立...
小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕はシネコンが、すきゾ!

月曜日、優作は映画館のアルバイトで、僕は予備校が終わってから、優作のアルバイト先に出向いた。 映画館はシネコンと呼ばれる複合映画館で、 広いロビーの中央には、映画作品のグッズが置かれていた。 何か一言、奴に言ってやろうと思い、映画館に着くと...
小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕はマウンテンバイクが、すきゾ!

僕は一心不乱に国道の夜道を、マウンテンバイクでしゃかりきに走っていた。 と、突然、ペダルから足がすっぽ抜けた。 オワッ、と思った瞬間、僕は前のめりにサドルから体を振り落とされ、あまりにも大げさに転んだ。 僕は声を立てる事は無かったが、心の中...
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僕はタイタニックが、すきゾ!

何なんだ、このシュチュエーションは。 僕達三人は、テーブルの前で膝を抱えて座り、映画『タイタニック』を観ていた。 「このシーン、何度観ても感動しちゃいますよねー」 ジャックがローズを、船の帆先に立ち、背中から抱きしめて、夕日を浴びている名シ...
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僕は彼女が、すきゾ!

僕は優作のアパートの前に着くと、駐輪場にマウンテンバイクを停めると、優作の部屋のある二階の一番奥の部屋へとすぐさま走った。 あいつめー、あいつめー、僕は、奴に何て言ってやろうかと、そればかりを考えながら、優作の部屋へと向かった。 僕は優作の...
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僕は予備校が、すきゾ!

僕は今ほど買ったビールをナップサックに仕舞い、ハマーのマウンテンでペダルを踏み込んだ。僕の愛車ハマーはアスファルトを飛び跳ね、走り出した。前後輪に装着されているサスペンションが元気よくしなった。 僕が今から向かう先は、優作のアパート。 優作...
小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕はおまえが、すきゾ!冒頭。

僕は松下優作の事が好きだ。だけどそれは、別に愛してるとかそんなんじゃない。よってカミングアウトをしている訳でもない。 スキゾフレニア、僕の病名だ。精神障がいなのだ。この病気は幻聴や妄想が聴こえたり、何もやる気が起きなくて一日中、ベッドで寝て...
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