統合失調症で今、苦しんでいるあなたへ「僕の頭の中のぷっちょ」は、
統合失調症を発病して約20年になる僕、逢坂純が、
自分の頭の中でずっと鳴り響く「ぷっちょ」(幻聴・妄想)とどう向き合ってきたかを、
ありのままに綴ったリカバリーストーリーです。母の癌宣告とほぼ同時期に大学在学中に発病し、
留年・休学・幻聴・妄想・自殺念慮・入院・就労失敗……
地獄のような日々を、ただ耐えて生きてきました。
でも、青森の友人からの容赦ない言葉、就労支援B型作業所での出会い、
メンタルクリニックの先生、姉の「それ、ぷっちょだから」という一言、
そして何より「書くこと」を手放さなかったから、
今、こうしてあなたに届ける言葉を書くことができています。この本は、きれいごとばかりの回復物語ではありません。
失敗も後悔も、家族を苦しめたことも、全部包み隠さず書きました。
それでも、
「敵を知り、己を知る」
という言葉を胸に、少しずつ自分を知り、周りの支えを受け入れ、
「統合失調症の自分が好き」と胸を張れるようになった過程を、
同じ当事者として、ただ静かに伝えたいのです。今、毎日が地獄のように感じているあなたへ。
「死にたい」「もう無理だ」と思っているあなたへ。
この本を読んで、
「自分だけじゃない」
「生きていてもいいんだ」
「まだ、夢を持っていいんだ」
と、少しでも思ってもらえたら、それだけで僕の闘病は報われます。あなたは一人じゃない。
僕も、ずっとここにいます。統合失調症当事者作家
逢坂 純──
この物語は、僕の頭の中の「ぷっちょ」と、
それでも前を向いて生きる全ての当事者へ捧げます。


