統合失調症な800文字小説。

統合失調症な800文字小説。

僕と私と今日観た映画。

今日観た映画は、原作も読んだけど映画の方が断然面白かった。 彼女に薦められて読んだその小説は、読後、何かモヤモヤした感じを残し、 晴れない天気のようでスッキリとしなかった。 その彼女も、今は何処で何をしているのやら。 彼女の開くキッチンカー...
統合失調症な800文字小説。

二人なら。

僕の馬鹿付く程の筋肉が、齢を取って無くなったとしても、君は僕の隣にいてくれるだろうか? 僕の髪の毛の油も無くなってぱさぱさの白髪頭になっても、君じゃないと僕は駄目なんだ。 君の目じりの皺で重なった満面の笑みを僕はいつ迄もいつ迄も、愛おしく思...
統合失調症な800文字小説。

僕の才能が無くなったら。

僕がほうれん草の胡麻和えを好きじゃないから、彼女は僕の事を好きになってくれないのだろうか。 僕が天才的な数学の能力の持ち主だから、彼は僕の事を好きだと思ってくれているのだろうか。 僕は体力測定のソフトボール投げが嫌いだった。 嫌いで嫌いで、...
統合失調症な800文字小説。

円を描く。

僕の体は借り物だから、僕にはまん丸な円を描けない。 円はコロコロ転がって、人と人とを結びつける。 だけれども、僕の体は借り物だから、 円は僕の体を通り抜けて過ぎていき、僕はその円に収まれない。 僕の本物の体はどこにあるかと言うと、 この世界...
統合失調症な800文字小説。

昨日、不思議な夢を見た。

昨日の夜は不思議な夢を見た。僕がツイードのスーツを着た多くの男達に囲まれて、椅子に座らされて、机の上にはノートパソコン一台、僕は執筆活動に追われていた。 その男達は、僕の周りで喚き立てる。 何を言っているのか、僕がこれから書く文章の内容を事...
統合失調症な800文字小説。

あの子の笑顔が欲しい。

笑顔を研究している。笑顔の練習とは言わずに、僕は笑顔の研究とそれを呼ぶ。 あの子に振り向いて欲しいからだ。 その子はいつも素敵な笑顔で、みんなに挨拶をしている。 あの子の笑顔を真似してみたら、僕も笑顔になれるだろうか。 僕は鏡の前であの子の...
統合失調症な800文字小説。

皮膜。

驚くほど繊細で、おののくほど無神経に僕は言葉を吐く。 その言葉はあまりにも洗練されていない。 僕はその言葉を、丸い球体にしていく。ツルツルに磨きが掛かった球体に。 全ての感情を、その一つに集中する。そう思えば思う程、ぼくの完成品はいびつな形...
統合失調症な800文字小説。

無力でありたい。

自分をさらけ出してみた。自分を解放してみた。 カミングアウトとかとは違う。ありのままの自分を表現してみたのだ。 自分を通すと、誰かが何処かで傷つく事もあるのだなとその時僕は思った。 それは気のせいかも知れない。誰かの為にやっている訳じゃない...
統合失調症な800文字小説。

あいつの恋人。

あいつに彼女が出来た。……喜ぶよりも、少し寂しい。 僕には僕の生活があり、あいつにはあいつの生活がある。それは分かってる。分かってる。 半年振りに聞いたあいつの近況に、僕は驚いた。あんなに奥手だったあいつに彼女が出来るなんて。 恋愛下手だっ...
統合失調症な800文字小説。

太陽さぁん。

太陽さあん、おはようございまぁあす。 僕は朝のジョギングがてら、東の空を拝む。 まだ太陽の光を直視出来る程の、しかしその大きさは朝日でしかない。 アッラーの神の元、人は太陽に膝を突いて、拝んだりもする。それ程、太陽というものは、人によって崇...
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