小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕はラ・ラ・ランドが、すきゾ!

僕と優作は、テレビの前に座し、ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』を観ていた。 映画『ラ・ラ・ランド』の宣伝文句には、この映画は一番大切な人と観て下さい、と評していた。優作は僕を一番大切な人だって思ってくれてる証拠なのか? すると、優作が画面...
小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕は友情が、すきゾ!(パート2)

僕は優作のアパートの部屋のドアの呼び鈴を連打した。 ピンポンピンポンピンポン!!! 中からは何の音さたも無かったので、僕はドアをドンドンと叩いた。タチの悪い借金取りの如く。すると、部屋の中からドアの鍵が外れる音がした。僕は勢いよく力任せにド...
小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕は友情が、すきゾ!

僕と古賀朝子は、シネコンの広いフロアの背の高い丸テーブルの椅子に向かい合って座っていた。 「優作、どうして今日休んだんだろ」 彼女は僕の質問に、無言でテーブルに肘で頬杖を突いて、黙っていた。 「心配じゃないの?優作の事」と、僕は彼女を責め立...
小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕はシネコンが、すきゾ!

月曜日、優作は映画館のアルバイトで、僕は予備校が終わってから、優作のアルバイト先に出向いた。 映画館はシネコンと呼ばれる複合映画館で、 広いロビーの中央には、映画作品のグッズが置かれていた。 何か一言、奴に言ってやろうと思い、映画館に着くと...
統合失調症な800文字小説。

僕はデイケアが、すきゾ!

次の日の日曜日、僕はデイケアセンターにいた。幾つか並んだ丸テーブルの上には、女主治医の趣味なのか、多肉植物が置かれていた。 高い天井は広いデイケアルームを更に広く思わせた。窓からは明るい陽射しが立ち込めていた。 僕は苛々した気持ちを、それが...
小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕はマウンテンバイクが、すきゾ!

僕は一心不乱に国道の夜道を、マウンテンバイクでしゃかりきに走っていた。 と、突然、ペダルから足がすっぽ抜けた。 オワッ、と思った瞬間、僕は前のめりにサドルから体を振り落とされ、あまりにも大げさに転んだ。 僕は声を立てる事は無かったが、心の中...
小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕はタイタニックが、すきゾ!

何なんだ、このシュチュエーションは。 僕達三人は、テーブルの前で膝を抱えて座り、映画『タイタニック』を観ていた。 「このシーン、何度観ても感動しちゃいますよねー」 ジャックがローズを、船の帆先に立ち、背中から抱きしめて、夕日を浴びている名シ...
小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕は彼女が、すきゾ!

僕は優作のアパートの前に着くと、駐輪場にマウンテンバイクを停めると、優作の部屋のある二階の一番奥の部屋へとすぐさま走った。 あいつめー、あいつめー、僕は、奴に何て言ってやろうかと、そればかりを考えながら、優作の部屋へと向かった。 僕は優作の...
小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕は予備校が、すきゾ!

僕は今ほど買ったビールをナップサックに仕舞い、ハマーのマウンテンでペダルを踏み込んだ。僕の愛車ハマーはアスファルトを飛び跳ね、走り出した。前後輪に装着されているサスペンションが元気よくしなった。 僕が今から向かう先は、優作のアパート。 優作...
統合失調症な800文字小説。

僕は学校が、すきゾ!(改)。

僕は優作が好きだ。だけどそれは別に愛してるとかじゃない。よってカミングアウトしている訳でもない。 スキゾフレニア、僕の病名だ。精神障がいなのだ。僕の頭の中で、コップに入った水が表面張力で膨れ上がり、それが飽和量を超えて、溢れ出す。脳みそが頭...
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