2022-07-30

小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕は看護師がすきゾ!

僕は久しぶりに、デイケアに来ていた。 佐々木さんはいつも通り、優しく笑顔で迎えてくれた。 「彼女とはどうなってるの?」 おせっかいな女だ。僕が油科さんとどうなろうと佐々木さんの知った事ではない筈。 僕は思った。僕は女運が悪いのだ。 「告白は...
小説『僕はおまえが、すきゾ!』

僕はひとの不幸が、すきゾ!

油科さんは泣いていた。僕はそれを黙って見つめていた。油科さんのお兄さんは、油科さんを責める事なく、僕と同じように、油科さんの泣き顔を見ていた。 「どうして、そんな嘘をついたんだ」 油科さんのお兄さんが言った。 油科さんは只泣くばかりで、お兄...
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