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浦島症候群

統合失調症は、全国で75万人いるそうです。

これは、癌患者と同じぐらいの数です。

昔は精神病院に入院した人で10年20年と病院に入院し続けていた人もいるそうです。

昔は院外作業という病院に入院していても、

患者が働かせて貰う事が出来る環境にあり、小遣いには困らない生活を送れていて、自分から退院しない人もいたそうです・・。

でも、そういう人はいざ退院して、世の中に出て行くと、ずっと病院に守られていたお陰で浦島太郎状態になってしまっていた人も少なくないそうです。

僕も現在、守られた環境にいます。

それはそれで有り難い事なのですが、社会経験不足に陥りがちな気もします。

そうならない為にも、常にアンテナを張っておかなければと自戒の念です。

『浦島症候群』

「ナンちゃって~~ん!!」

僕は目の前の光景に、それを現実と到底受け入れられなかった。

結婚式当日。

指輪交換のその時まで、僕は彼女を心底愛していた。

それがどういう事で、こうなったのか。

結婚式場の空気は張りつめ、凍り付いていた。

彼女は一体、どんな気持ちでその言葉を言っているのだというのだ。

僕を貶めようとしているのか?

僕達は愛し合っていたんじゃないのか?

テヘペロと舌を出し、暴言とも言えるこの場にそぐわない言葉を耳にした会場一同は、彼女の次の言葉を待っていた。

と、彼女は目から大粒の涙を零し言った。

「酷いじゃない!」

彼女の目的は一体、何なんだ、と思った。

「う・そ」

彼女は口をすぼめて、僕の唇に人差し指を当てて、言った。

そして満面の笑みを浮かべた。

僕は彼女の言っている意味が皆目見当がつかなかった。

僕は呆然とその場に立ち尽くしていた。

そして会場にいる彼女以外の全てが同じ顔をしていた。

その時、ドアが開いた。

「ちょっと待ったーー!」

そこに現われたのは、学生服を着た高校生らしき一群だった。

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