先日から、一日8時間寝ても、眠くて作業所ではマスクの下で欠伸をしている時が多くなっていました。母親からは、SNSが悪いと言われ、作業所の職員さんからは、施設外作業が嫌なだけなんじゃないのかと言われて、どうしたら改善できるかと考えていた最近です。そこに姉がよい解決策を教えてくれました。眠くても、眠いと言わず、作業所にちゃんと通っていれば、誰も苦言は言わないと。という事で、今日も原稿用紙二枚ぐらいの習作を書きました。お時間の余裕のある方は、是非お読み下さい^^
『どうしてこうなったのか?!』
「さあ、頂きましょう」
母さんが僕と父さんに言った。
ペルシャ柄のテーブルクロスを敷いたテーブルの上には、温かくとても美味しそうなビーフストロガノフが湯気を沸かしている。
「頂きまーす!」
僕は、スプーンを手に取り、食べ始めようとする。
「待て!」
父さんが言った。
「何?」
母さんが言った。
「何だよ、父さん」
僕が言った。
「毒見しろ」
父さんが真面目な顔をして、母さんに言った。
「はあぁ?何言ってんの?」
「隆也もこの女が毒見する迄、食べるなよ」
父さんは母さんをこの女と呼んだ。
「もう、父さん、そんな冗談、ツマラナイよ」
「早く食べろ!」
父さんは母さんに叫んだ。
「もう食べなくていい・・・」
母さんは悲しそうに言った。そして母さんは父さんのビーフストロガノフの皿を下げた。
「母さん、僕は食べるよ!」
僕は叫ぶ。
「いいのよ。無理しなくても」
「もういい。俺は外で食べてくる」
父さんは、席を立ち、部屋を出て行った。
僕は心配そうに母さんの顔を見た。
「え?」
僕の母さんは母さんじゃないような顔をしていた。
「もうちょっとだったのに・・」
母さんはそう呟くと、舌打ちをした。
恐ろしい鬼のような顔をして・・・。

