統合失調症を疾病している人には、まずその本来の症状の幻聴、妄想、陰性症状で言えば倦怠感、興味喪失、睡眠を取っても眠い、などの症状がみられます。
それが統合失調症の一次障害だと思います。
そして二次障害は、その症状に拠って引き起こされる人間関係の不和、それに尽きるのではないではと思います。
それを無くす為には、家族や仕事先の人々の統合失調症への理解、そして自分の周りの人々のサポートが必要になって来るのではないかと思います。
そしてこの問題はまだ解決されずに、社会的に大きな割合を占めているにも関わらず、居座っているのではないかと思います。
そのためにも当事者によって作られた『統合失調症LINEグループすきゾ!』のような当事者グループが必要なのだと思います。
一度、昔作業所でのプログラムの一つとして、ダルク(薬物依存者の薬物依存症からの回復と社会復帰支援を目的としたグループ)の見学に行った事があります。
そこでは、当事者が社員となり、皆で依存を断ち切ろうと奮起している姿が見られました。
当事者主体での活動は、根性論を持ち出す訳では無いのですが、まずは気持ち、だと思いました。
自分がこうなりたい、という希望を持つ事が一番の回復への近道のような気がします。
「精神障がいに於ける一次障害、二次障害」
最近、誰かに見られてる気がする。
だから外に出るのは、買い物の為のマンショ
ンの1Fフロアにあるコンビニだけ。
だけども、今日は待ち合わせがあって、外に
出掛けなきゃいけない。
「嫌だな」、そう思う僕と、待ち合わせ相手に
会える気持ちとの丁度中間な気持ちで、久し
ぶりの本格的な外出は、少しだけ会える方に
傾いている。
待ち合わせ時間の1時間前、僕はまるで漫画
のような変装姿に着替えていた。
色の深いサングラスとマスク、外出着なども
うここ何年も買っていないので、みすぼらし
い服を隠すように着るカシミアのロングのスプリングコー
ト。
外に出ると、やはり誰かに見られているよう
な気がした。
通りを行く周りの人々が、僕の噂話をここぞ
とばかり、僕に聴こえるように話していた。
誰かに見られているという感覚は消えなかった。
「お待たせ」
僕は待ち合わせ相手と約束時間の10分前に
会う事が出来た。
待ち合わせ相手は、僕の顔を見ると、こうい
った。
「サプラーイズ!」
するとその声に合わせて、街往く人々が立ち
止まり、僕に笑顔を向けて、踊り始める。
僕は只々、唖然としてストリートダンサー達
に目を見張った。
今日は僕の誕生日だった。

