統合失調症当事者として、ピアサポーター登録からシンポジウム登壇までを赤裸々に綴った一冊です。
タイトルは『面白お馬鹿オリジナル! 僕のピアサポート奮闘記』としていますが、中身はとても真剣そのものです。
25歳で診断を受けて、もうすぐ25年になります。
幻聴と妄想に毎日向き合いながら、執筆を続けてきた僕のリアルが詰まっています。
当事者目線で、病気の苦しさも、リカバリーのヒントも、すべて正直に書きました。
ピアサポーターに登録して1年は、特に大きな活動はありませんでした。
でも、友人との雑談やオープンダイアローグがきっかけで、「対話」の力が本当にすごいと気づきました。
落とし物で不安になる友人のお話をじっくり聞いたり、自分の症状をシェアしたり……。
そんな日常の小さな支え合いこそが、ピアサポートの本質だと実感しています。
一番のハイライトは、愛知県のシンポジウムです。
「令和6年度精神障害者ピア活動支援研修」と「誰もが安心して暮らせるまちづくり あした天気にな~れ ~ともにつながる~」に、応募して登壇させていただきました。
選考では300文字の活動文を書いたり、ペンネームで「統合失調症作家」という肩書をいただいたり。
風邪で体調を崩していましたが、無事にステージに立つことができました!
家族の支え、服薬の大切さ、禁煙に何度も失敗した話も、すべてリアルに描いています。
WRAPの手法や、NPOの当事者会で「ショタ」仮装をしたエピソードも登場します。
社会参加の形は人それぞれです。
僕は作家として発信していますが、フリーランスライターを目指す方もいます。
姉の「統合失調症を活かせ」という言葉が、僕の執筆の原動力になっています。
絶不調時の「頭の中だけの事実」や、薬を飲み忘れたときの怖さ。
「幻聴を事実だと思う」苦しさ。
でも、家族やピアの声で現実に戻れる安心感があります。
シンポジウムでみんなで歌った「世界に一つだけの花」のシーンは、本当に「らしさ」が溢れていました。
「稼げる障がい者」になりたいという意気込みも書いています。
幻聴が続く毎日でも、執筆で自分の強みを見つけて、社会と繋がっていく姿に、きっと勇気をいただけるはずです。
ピア活動の入り口を探している当事者の方に、特にオススメします。
あなたのリカバリーのヒントが、ここにあるかもしれません。


