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書き続ける意味。

僕が毎日、ブログを書いているのは、どういう事なんでしょう。

初めは、小説家の東野圭吾さんがデビュー前に毎日800文字程度の習作を書いていたという事を知って、感銘を受けたのが始まりでした。

それで僕も自分のブログに400字詰め原稿用紙二枚分の習作を書き始めました。

初めは統合失調症の自分の妄想がそのまま飛び出した世にも奇妙な物語的なショートショートになっていたのですが、小説の筆力を上げる為に習作を書くのだと思い、それからは情景描写、心情描写に力を入れて、書こうとしました。

その二点に力を入れて書いてみた習作は、僕が統合失調症という理由で、自然と統合失調症の世界観を描く習作を産み出せていました。

それは、僕が書いた習作は全部統合失調症の世界観を醸し出した読み物になるのかも!と思った瞬間でした。

『書き続ける意味』

彼女は鉛筆を削っていた。

僕の隣の席で。

カッターナイフで彼女は鉛筆を削っている。

彼女は悲しいのか、悔しいのか、目を真っ赤にして、鬼気として鉛筆を削る。

僕は彼女を見ながら、ソワソワしていた。

担任の教師に彼女がカッターナイフを持っている事を知られないかと。

カッターナイフは、学校に持っていたら危険人物と教師は彼女をカテゴライズするだろう。

彼女は机の下で、俯きながら鉛筆を削る。

彼女の鉛筆は、鉛筆の芯がどんどん剥き出しになっていく。

鉛筆の黒光りした芯は、鈍い光を放っている。

教師が彼女の鉛筆削りに気付かず、教科書を音読しながら、近づいて来た。

彼女のついそこ迄、近づいている。

「おい、そこ!下向いて何やってる!」

教師は彼女の席の前に立った。

「わーーー!」

僕は叫んで立ち上がった。

僕の座る椅子は、ガタンと後ろに倒れた。

彼女はカッターナイフの刃を引っ込めた。

そして教師の顔に向かって、削った鉛筆を突き立てた。

「な、何だ。その鉛筆は・・」

教師と彼女は対峙して睨み合った。

僕は二人の間に立ち上がったが、彼女の目にも、教師の目にも映っていなかった。

彼女は、鉛筆の長く伸びた芯をパキンと折ると、教室を駆け出し出て行った。

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