僕は当時、てんかんで痙攣止めの薬を飲んでいませんでした。
てんかんは幼少期の頃から発症した後天性のものでした。
大学に入り、実家から痙攣止めの薬は送られてくるものの、一切、薬は飲みませんでした。
そのせいで、しょっちゅうてんかんの痙攣が寝ている時を中心に起きていました。
その大雨の朝の日も例外ではありませんでした。
昨日飲んだお酒のせいで、トイレに行きたかったのだろうと思います。
僕はズボンとパンツを脱いで、何を思ったか下宿のドアを出て行きました。
頭が朦朧としていたせいでしょう。
早朝のまだ明るくない道を僕は半裸の状態で、歩いていました。
どこかで雨音が聴こえる。
それが正気に戻った時、一番初めに思った事でした。
僕は傘も挿さずに、表で大雨に打たれた状態で正気に戻りました。
服を手で伸ばして、下半身を隠して家路に急ぎました。
家に帰ると、電話が鳴りました。
出ると、下宿の大家さんからでした。
大家さんは、僕の奇行を他住民から聞き付け、僕に電話をしてきたのでした。
自分の行動を信じたくなくて、否定しました。
電話を切った後、涙が出てきました。
いくら自分を否定しても、僕がした行動は消せない事実だったからです。
後悔などしないなんて事、出来る訳ないじゃないですか。
後悔しないなんて。
『後悔などしない』
後悔などしていない。
後悔などするもんか。
あの時の俺はあれがベストだった筈。
何も気にする事ないじゃないか。
何も落ち込む事ないじゃないか。
その時、床に涙が一滴零れた。
これは・・・・涙?
何故、俺が泣かなければいけないんだ。
どうして泣くんだ、俺が。
過去は消せない。
過去の事は、もう過去の事だ。
そうやって割り切れないのは、俺の心が弱いせいか?
前を向いて歩こうじゃないか。
後ろばかり振り返って生きていく人生はつまらないじゃないか。
さあ、今日からまた新しい一日が始まるんだ。
新しい服に着替えて、新しい一日を始めようじゃないか。
その時、小学生の一団が俺の方を指差し、笑いながらこう言った。
「あーー!昨日の変態おじんだーー!」
「うるせーー!ガキ!」
小学生たちは、キャーと悲鳴を挙げながら、散り散りに走り去って行った。
上を向いて、歩こう。
そうだ、上を向いて歩こう。
涙が零れないように・・・。


ちょっと、いや、かなり悲しかったね。
でも、過去の自分のいて今の貴方がいる。
乗り越えようともがいて苦しんだでしょうに。でも今の貴方は1人ではない。
そう、私の様に貴方の小説を通して見守ってる人がいるんですもの。
ちょっと、いや、かなり悲しかったね。
でも、過去の自分がいて今の貴方がいる。
乗り越えようともがいて苦しんだでしょうに。でも今の貴方は1人ではない。
そう、私の様に貴方の小説を通して見守ってる人がいるんですもの。
コメントありがとうございます。人との出逢いに悪い出逢いは無いと、思っています。もし悪い出逢いだと思っても、何かしら気付きがあったりといったところでしょうか。
僕の拙い習作をいつも読んで頂いていると伺って、大変嬉しく思っています。ありがとうございます。感謝感謝です!今後とも応援、宜しくお願い致します。