精神障害者の性の問題は、僕は大きな声で語ってはいけない事だと思っていました。
でもそれは僕の方が自分を卑下しているとか、当事者の自分にも統合失調症に対して偏見があったのではないかと思います。
統合失調症LINEグループすきゾ!では、下ネタグループというグループもあるようで、それは当事者同士だからこそ話せる性の話なのかも知れません。
多分、僕が考えるに健常者と統合失調症当事者に於ける性の環境というのは、結構違うものなんじゃないかと思っています。
それが偏見か差別かと言われたら、僕の経験が足りないだけなのかとも思いますけれども。
『あなたが知りたい事』
「ニュアー!ニャヤー!」
飼い猫のマイケルがご飯を食べた後、遠吠えのような声で泣き喚いていた。
僕もその隣にマイケルと同じポーズを取って、
野太い声で鳴き始める。
「ニャギャー!ニュワギャワー!」
段々大げさに鳴く僕の泣き声には、もうマイケルの泣き声の原型を留めていない。
僕はマイケルの飼い主、だけど、マイケルの友達。
顔を手で拭っているマイケルの前で仰向けになって腹を見せ、マイケルの名を呼ぶ僕。
そのマイケルは僕の鼻の匂いを嗅いだかと思うと、そっぽを向いてマイケルは歩いて行く。
齢で言うと、もう80になる。
今まで16年間生きて来たマイケルはもう老人だ。
マイケルがご飯を食べた後は、必ず太い声で泣き叫ぶ。
「もう食べたでしょ!もう食べたでしょ!」
マイケルと同じくらい年老いた母はマイケルを叱りつける。
もうご飯は食べただろうと。
母はもう老年だが、頭は呆けてはいなかった。
母は、年老いたマイケルの為に、ほぐし魚の肉の餌をマイケルに与えている。
マイケルはそれを食べる度に、大声で喉から声を絞り出すように、遠吠えする。
猫の遠吠えだ。
僕はその隣で今日も、同じように遠吠えする。
それが僕の日常。
それが僕の毎日。

