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それは事実ではない声。

「以前出来ていた事が出来ない」。

これは僕が退職勧告を受けた時の、僕の落ち度だ。

その時、僕はそんな事は無いと、自覚が無かった。

しかし、昨日の帰り、作業所のロッカーのカギを家に持ち帰ろうとしてしまったのです。

それも、思い起こせば昨日だけじゃなかったのです。

統合失調症の症状に、以前出来ていた事が出来ないようになるという症状があります。

僕のこの状態は病気のせいなのかとスッキリした瞬間でした。

「それは事実ではない声」

部屋は暗闇に満ちていた。

そこに球の切れた蛍光灯がパチパチと点滅して僅かながら部屋を明るくさせた。

パチパチと瞬間的に部屋は明るくなり、また暗闇に戻った。

僕は暗闇に目を凝らす。

「ざまーみろ」

暗闇から僕を罵る声がする。

僕は考える。

僕はそんな事を言われる事をしているのかなと。

頭の中でこの数時間の自分の行動を思い起こさせられる。

僕へのメッセージじゃないのだろうか。

誰に言っているこの言葉なんだ。

僕は幻聴に踊らされて、一人で怯えていた。

一人で不安にさいなまれていた。

「我慢しろ」

もしかしたら、さっき聴こえた声は、そう言っていたのだろうか。

段々、その声は変化していく。

誰に何て言っていたのか、分からなくなる。

そしてその声はボンヤリとなっていき、最後にはそれが何を言っているのか、忘れてしまう。

それが幻聴。

僕が聴こえる嘘の声。

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