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僕がリアルと思う時。

実は文章を書く事が苦手です。

良い事書かなきゃって思っちゃうと、あれこれ考えて形にならないんです。

喋るのは、好きです。

僕は思った事をすぐ口に出す癖があるようなので、そのせいで失言も多いのですが、一度喋った事は記録でもしない限り、形に残らないので、大抵の事は話をして済ませたいと思っています。

その代わり、あの時、あんな事言わなきゃ良かったと後悔ばかりしています。

だったら、ちゃんと文言を考えた方がいいのではないかと思われるでしょうが、喋るというのはリアルを追求できるので、失敗したとしても、僕は喋るのが好きです。

『僕がリアルと思う時』

今日は彼女の誕生日。

今夜は彼女に大きなプレゼントを持って、彼女の記念日を祝う予定だ。

僕が彼女と出会ってから、今日までその月日はたったの四年だけれど、その間に撮った映像は100以上にも上る。

そのどれもが短編映画で、彼女は主演、助演、

そしてエンドクレジットに名前を刻んで、照明係、音声、果ては衣装係にまで彼女の係は及んだ。

今夜僕が部室に忍び込んだのは、それらの映像のフィルムをごっそり部室から盗み出そうという計画を遂行する為だ。

彼女との思い出を僕らだけのものにしようと試みているのだ。

部室のあるB棟への入り口の抜け道は、十分承知している。

僕は裏道から部室へ忍び込んだ。

部室の鍵は昼間、開けておいた。

僕は彼女の笑顔を見る為に、彼女の映像が入ったフィルムを盗み出した。

こんな夜更かしの思い出を、いつか僕は彼女と一緒に思い出すのだろうか。

と、僕は自転車を走らせて、彼女の家に向かった。

途中、何度も挫けそうになりながらも、僕は彼女の家へと辿り着いた。

彼女は家の前に立って、僕の事を待っていてくれた。

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