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宝くじ当選。

作業所の友人と以前、宝くじが当たったら、何に使うかと話していました。

僕は中島みゆきのファンクラブサイトで発売している一枚30万円のプラチナディスクが欲しいと言いました。

中島みゆきは、一枚30万円ものCDアルバムを売っているのです。

何ともがめつい商売根性、と僕は思ったものです。

それでもニーズがあるから、売るんでしょうね。

友人の宝くじ当選の使い道はこうでした。

「今通ってる作業所の改築をしたい」と言うのです。

しかもそれで余ったお金は、寄付すると言うのです。

いつも悪びれて人の悪口を本人に聴こえてしまう程大声で言っているいつもの友人とはまるで別人の考え方でした。

いや、逆に一番ピッタリのその友人の宝くじの使い道かな?とも考えました。

『宝くじ当選』

「宝くじ、当たったらどうしようー」

彼女と僕は、旅行先の京都で、宝くじショップに居た。

「あのさ、ホントに一枚でいいの?」

僕は彼女に言う。

「いいの、二人の記念なんだから」

「分かった」

僕達は二人の初めての旅行先の京都の宝くじショップで宝くじを買ったのだ。

僕は彼女に一枚、たった一枚の宝くじを買った。

そして抽選日がやってきた。

宝くじは彼女が持っていた。

「そう言えば、宝くじ買ったなー」

僕はそんな気持ちで、家で宝くじ当選番号を決める番組を観ていた。

ルーレットが回る。矢が次々にルーレットの数字に突き刺さる。

「彼女、当たったかな。なんて、まさかね」

僕は彼女の携帯に電話を掛けてみた。

しかし、電話は不通の音を立てていた。

「あれー、話し中かな」

僕はもう一度、彼女に電話を掛けてみた。

今度は、電話が解約されたとのアナウンスが聞こえて来た。

「どういう事だ?」

僕は彼女のマンションの部屋の前にいた。

ドアチャイムを鳴らす。しかし、誰も部屋から出て来る気配は無かった。

僕はドアを開ける。

ババーン!。

部屋が、部屋が奇麗さっぱり、もぬけの殻になっている。

僕はヘナヘナと腰砕けになり、綺麗に片付いた床に座り込んだ。

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