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深夜の電話。

昨日は、僕が入っている『統合失調症LINEグループすきゾ!』の通話グループに一、二時間お邪魔してしまいました。

ラインをやっていたら、体調が悪くなってしまって、通話グループに助けを求めたのです。

すきゾ!の管理人の方は、お寺のお坊さんをやっている方でした。

管理人の方は、僕の取り留めもない話を、ずっと聞いてくれました。

僕が話し疲れて黙るまで、ずっと聞いていてくれました。

他のメンバーの皆さんも、僕の話にうん、うんと頷き、共感してくれました。

ありがたい事です。

社会に出たら、そうそうそんな話をする事は、出来ないような気がします。

すきゾ!では、それが許される場なのだと思いました。

弱音や不安を吐露出来る場。

無言でそれを癒してくれる場。そう思いました。

『深夜の電話』

市役所には夜勤の当番が待機していた。

市役所の夜勤の当直の仕事をしていると、色々な電話が掛かって来る。

「猫が迷子になったのですが、どうしたらいいですか?」

飼い猫の電話は、結構よくある電話だ。

「隣の家の木が、家まで入って来るんだ。切りに来てくれ」

役所の夜勤当番の仕事をしているなら、夜勤の電話当番が電話で苦情を受けるのは当たり前だと思っているのだ。

電話のコール音が続き、電話には男が出た。

「はい、市役所深夜窓口です」

「あの、今から旅行に行きたいのですが」

「今からですか?!」

「どこかいまからでも行ける旅行先はありますか?」

時間は深夜2時。

 仮眠を取っていた所だった。

「それは市役所では、受けきれぬ相談ですね」

市役所の当直当番は、用意されたマニュアルを答えた。

「じゃあ、じゃあ、あなたは好きな食べ物ありますか?」

「食べ物ですか?」

「はい」

「まあ、寿司ですかね」

「そうですか。じゃあ私、今から寿司買ってそっちに行きます」

と電話の男は言った。

「困りますよ。そんな事」

と、言いかけた途端、電話は切れた。

そう言いながら、男はいくら待っても来なかった。

当直の電話当番は、案外優しい人が多い。

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