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リカバリー

「統合失調症LINEグループすきゾ!」のグループの方に、成人された息子さんを持つお母様がいらっしゃって、息子さんは統合失調症ですが、小説を書いているという話を僕にしてくれました。僕もそうですが、創作活動をやっていると、自分を見つめる時間が持てるのだと思います。僕は毎日の原稿用紙二枚程の習作でも、しっかり統合失調症の自分と向き合える時間を持てていると思います。今日も習作を書きました。どうぞ、お時間に余裕のある方はお読みください。

『リカバリー』

「博士は、一体何をやろうとしてるんですか!」

僕は博士を問い詰めていた。

「僕は殺されかけたんですよ!」

博士は、低い声で笑った。

「もう計画は、止められないんだよ・・」

「計画?」

僕は博士に言った。

「そして君はもう、計画の一部になっているんだよ」

「な、何を言ってる・・」

「この地球は、もう駄目なんだ」

「駄目?」

「人類はこの星を捨てて、私が作ったもう一つの地球に住むんだ」

「もう一つの地球だって?」

博士は狂っている。

僕はそう思った。

「もう君の存在自体が計画の一部なんだ」

「何が始まっているって言うんですか!」

「僕を殺そうとしたのは、一体誰なんだ!」

「君がこの研究室に来た日の事を覚えているかい?」

「覚えています。博士が僕をこの研究所に採用したのは、僕が細胞学の専攻していたの

が理由ですよね」

「それは嘘の記憶だよ」

博士の狂気の目が光った。

「入ってきたまえ」

研究室のドアが開いて、目深に黒色のキャップをかぶった男が入って来た。

それは・・・・僕だった。

「君は麻生武志では無いんだ」

「何を言ってるんですか!?」

「君は記憶はオリジナルの麻生武志のコピーの記憶なんだよ」

僕は・・・僕は、僕を目の前にして信じられない思いだった。

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