今度行く、サーカスの話題で作業所は賑わっていました。
サーカスの子供達は、引っ越しばかりで可哀そうなんじゃないかと。
ツイッターでこんな記事を見つけました。
勉強する教材というのがあって、それをやって小学校に一週間に一度、顔見世すれば、
小学校の卒業の資格は得られると言うのです。
義務教育のやり方も変わってきているのですね。
『いつ・・・こすの?』
いつ・・・・すの?
まただ。またいつもの幻聴が聴こえた。
いつ・・・・こすの?
・・いつ・・・いつ、何だろう?
いつ・・・・引越すの?
あー、いつ引越すのかを聴いていたんだ。
「母さん、家っていつ引越すの?」
母さんは呆れて言った。
「どうせまた幻聴でしょ?何よ、引っ越すなんて、家が引っ越しするわけないでしょ」
僕は言った。
「そうだよね、家が引越す訳ないよね」
「そうよ、そんな事言ってないで、あんた、自分の部屋、掃除しちゃいなさい」
「はーい」
僕は自分の部屋に戻った。
「そうだよね、引っ越す訳ないよね、俺、馬鹿みたいじゃん」
僕はベッドに寝転び、途中だった漫画を読み始めた。
いつ・・・こすの?」
「あー!うるさいうるさい!うちは引越さないんだよ!」
いつ・・殺すの?
「こ、殺す!」
いつ、殺すの?
「母さーん、僕、殺される!」
僕は母さんのいるキッチンへと向かった。
「母さん、母さん!」
「何よ」
「僕、殺されるの!?」
僕は母さんを見て、一瞬恐怖した。
母さんがビニール手袋をして、包丁を研いでいたからだ。
「かあ・・・さん?」
「大丈夫よ、誰もあんたを殺そうなんて思ってないから」
「母さん」
「大丈夫よ・・」
母さんは怖い顔をして、包丁を僕にかざした。

