シェイクスピアは12人いると何かの本で読んだ事があります。
それはシェイクスピアが、喜劇から悲劇までありとあらゆるジャンルの戯曲を一人で書いていた事から、生まれた都市伝説のようです。
僕は12人の影武者がいるわけではないのですが、本当は自分はパソコンの前に座って、誰かが送って来るメッセージを只、タイプしているだけなのではないかと考えてしまう時があります。
それだけ妄想力が強いんだね、と言われればそれ迄なのですが、そういう妄想、創作をしている人には、少なくないですよね?
統合失調症、健常者関係無くそういう妄想ありますよね?
以前、作業所の所長に、幻聴の事で同じような事を言ったら、
「そんなのは、映画やテレビドラマの世界の中だけの話だ!超能力者など実際には存在しない!」
と一喝されてしまいました。
思い切り否定されたのに、心が軽くなった気がしました。
『シェイクスピアは12人いる』
『男は妻に怒鳴り散らしていた』
「どうして信じてくれないんだよ!」
『男の妻は、男のスマホを片手に握り締めながら、泣き叫んだ』
「これの何処が会社の男の同僚のLINEよ!」
『男の妻は、感情が高ぶった気持ちのままで、
スマホを窓ガラスに投げつけた』
『ガシャーン、大きな音を立てて窓ガラスは粉々に砕け散った』
「おい!何すんだよ!!」
「認めなさいよ、浮気だって!!」
『男の妻は男の髪の毛を掴んで振り回した』
「痛い痛い痛い痛い!!」
『男の妻は、男に何を言われようと、男の髪の毛から手を離さなかった』
『男は、男の妻の腕を握り、力任せに髪の毛から男の妻の手を引き離した』
「ウアッ!!」
『男の妻の手には、ごっそりと男の髪の毛が
握られていた』
『男の妻は、キッチンに走り、出刃包丁を棚から取り出し、男に向かって構えた』
「殺してやる!」
これは僕の頭の中で生まれた物語。
もしくは、日本の何処かの家族の物語。

