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新喜劇王。

最近観た映画でとても感動した作品があったので、その作品を是非、紹介したいと思います。

それは香港映画の現代劇で『新喜劇王』という作品です。

2000年に日本で公開された作品で、女優を夢見るエキストラ専門の売れない女優が主人公なのですが、彼女は自分には才能があると心から信じて、自分が成功する事を疑わない志をもっているのです。

が、チャンスに恵まれず、女優を断念してしまいます。

しかしラストは今までの努力とチャンスが実を結んで、最後は最優秀主演女優賞を獲る迄になるというサクセスストーリーでした。

僕は作家になる為の努力をしていますが、他人にしてみたら、いつ迄そんな夢みたいな事を言っているんだと笑っている人もいるかも知れません。

でも、僕も自分の成功を確信して自分の作家になる為の創作活動に勤しんでいます。

だからこそ、この「新喜劇王」は僕の心にヒットしたんだと思います。

映画を観る集中力が無い人でも、その面白さにグングン魅了される事間違いなしの作品です。

自分を信じる事はかけがえのない事だという素晴らしい作品に出逢えました。

『新喜劇王』

「私が言った事、分かってる?私がこう言ったら、あなたはどう思うの?どう返事を返すの?」

僕は漫才師を目指して彼女とコンビを組んで、8年の年数経つ。

年数だけなら中堅の域に達している、二人は売れない漫才コンビだった。

僕はいつの間にか、相方の彼女と恋愛関係になっていた。

彼女と付き合って5年、彼女は僕に言った。

彼女はこれ以上漫才を続けていくのに疲れていた。

彼女は僕に選択を迫った。

彼女は漫才師になる夢に疲れていた。

「私を取るか、漫才を取るか、どっちかにして」

僕は自分は売れっ子漫才師になる事を信じて疑わなかった。

だから、これからも彼女と今までと同じ気持ちで漫才師を目指していきたかった。

でも、彼女も失いたくなかった。

結局、僕は漫才師の夢と彼女との関係継続のどちらも選べなかった。

何かを得るために何かを諦める事なんて事は僕には理不尽に思えて仕方が無かった。

しかしどちらも選べない僕に、彼女は別れを切り出した。

僕は結局、一人ぽっちになってしまった。

彼女の突っ込みは最高だったのに、彼女の事を想った。

僕は結局、漫才を辞めてしまった。

彼女とも別れ、漫才も辞めて、後には実家の花火屋でのアルバイトだけが残った。

「いらっしゃいませ」

店番をしていた僕の前に、彼女が現れた。

彼女は僕の目を見て一言言った。

「探したよ」

僕は黙って彼女の顔を見つめていた。

「やっぱりあんたはリアクションが下手ね」

「え?」

彼女はそうして笑った。

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