統合失調症な800文字小説。

静かに燃えてる男。

昨日も今日も変わらない一日だった。しかしそれを変えたのは、一本の電話だった。 それは知人恩人友人からの電話だった。電話の声はやけに明るかった。 恐らく沈んだ気持ちの僕を察してくれていたのかも知れない。 確かに僕の心は沈んでいた。重なる時は重...
統合失調症な800文字小説。

沢山のファクターが重なって。

沢山のファクターが重なって、僕の日常は万華鏡のように煌びやかで鮮やかなものになる。 昨日の夜は、久しぶりに遅くまで起きていた。 なんだろうか。この感じ。粉雪が地面に積み重なってフワ雪のように降り積もる感じに似てる気がする。 努力とか根性とか...
統合失調症な800文字小説。

見晴らしのいい丘から見たら違う景色が見えた

俯瞰して見晴らしのいい丘の上からじぶんの事を見て見たら、これが結構なブ男だった。 体の事をあれこれ言って落ち込む事もあるけれど、自分の事をイケメンだと言うようなナルシズムを僕は持ち合わせていない。 確かに僕はブ男かも知れない。だけど、それを...
統合失調症な800文字小説。

こんな事、人に話す事じゃないけど。

毎日の出来事を記そう。素直な気持ちを、僕に関する出来事を。こんな愚痴をあなたに聞かせるのは、心苦しいけど、他にこんな愚痴を言える相手もいないので、悪いけど耳汚しに聞いて欲しい。 僕はどうも頭で考えた事がすぐに口に出てしまうようだ。考えれば思...
統合失調症な800文字小説。

資格試験。

その瞬間、ぼくの顔は引きつっていた。こんな時こそ笑わなくちゃ。そう思うと尚更顔が硬直していくのがわかる。今日は娘のダンス大会決勝戦。必ず行くと約束を交わした。これが初めての約束じゃない。娘を何度泣かした事か。決して破ろうと思って破った約束で...
統合失調症な800文字小説。

ゴドー。

彼女に毎日のサプライズをあげよう。ほんの些細なものでいい。朝起きて、すこしだけ笑って貰えればそれでいい。夜寝る前にすこしだけ穏やかな気持ちになってくれたらそれで僕は天まで上る気持ちになれる。僕は彼女の事をあまりよく知らない。それは僕が彼女と...
統合失調症な800文字小説。

その本屋には僕の本が置かれてあった。

その本屋には、僕の知らない素敵な本ばかりが置いてあった。入口のドアのベル、一瞬今を忘れてしまうような古ぼけた内装。決して大型書店では探せないようなセレクション。奥の席には、丸眼鏡を掛けてメイドと間違えるような白と濃紺のフリルの付いたゴスロリ...
統合失調症な800文字小説。

今日の明日はまた今日。

今日の明日はまた今日。時計の秒針をみていても何もアイデアなんか浮かばない。僕は一向に成り上がりにもなれず、ノートパソコンのキーボードを叩くだけ。言霊ってホントにあるんだとその時思った。その言葉は言霊になり、どうしようもない言葉はどうしようも...
統合失調症な800文字小説。

クレープに包まれるように僕は眠る。

これは何処迄が物語で何処迄が生活なんだろう。生活は決して物語のようにハラハラドキドキな毎日ではないが、それでもLINEチャットでは、『今日、何時に寝るの?』とか、 『今日の晩御飯はミートソースのナポリタンだった』とか、帰宅してからは自分の周...
統合失調症な800文字小説。

それは他人が評価するものではない。

今が生活的には最高の時だ。だが、今が一番精神的には最悪の時だ。体と精神のバランスが取れていない。 他の人に言わせれば、僕は可哀そうな毎日を送っているように見えるかも知れない。 家と職場の往復、自由に使えるお金は職場の宅配業者の昼ご飯のお弁当...
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