ぷっちょ 統合失調症のリカバリーストーリー

⑰再び就労支援施設に通い始めた話。

僕が障がい者雇用で就職した飲食店を辞めてから、一年くらい、 家で映画を観たり、本を読んだり、姉と話したり、脚本を執筆していた。 就労支援施設の事は気にはなっていたのだが、 世間はコロナ禍に陥ってしまい、音信不通となっていた。 その頃、僕はあ...
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⑯それは、T・S・K!

姉のネーミングセンスは抜群である。 僕が妄想などで狼狽えていると、すかさず姉は僕に「それ、T・S・Kだから」と言ってのけた。 統合失調症の、基本的な、症状、略してT・S・Kだ。 パソコンラックの上に乗って僕を見ていたうちの飼い猫ケントが、 ...
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⑮あの鍵はちゃんと返したのだろうか。

作業所に通所する以前に、郵便局でアルバイトをしていた事がある。 そこで郵便局の前にあるポストから郵便物を回収する係を仰(おお)せつかった。 僕は、ポストから無事、郵便物を回収し終えて、局内に戻ろうとした。 その時、一人の女性が僕に声を掛けて...
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⑭僕の頭の中のぷっちょ。

幻聴の事を「ぷっちょ」と言う事にしている。 幻聴、と言うより、ぷっちょの方がまろやかでほんわりするような気がするからだ。 どういう時に使うかと言うと、 「今、ぷっちょがバーカって言った」とか「あんたのそれ、ぷっちょだから」とか。 姉が名付け...
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⑬僕がなりたいもの。

特に統合失調症になってからは恋愛をしようという事は, 色々な事を考えると、行動に踏み出せなかった。 そしていつからか、恋愛をしてはいけないという観念に陥った。 そんな僕が考えて書いた作品が、統合失調症の青年と障がい者専門のデリヘル嬢との恋愛...
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⑫僕は統合失調症で、統合失調症の自分が好き。

脚本を書き続けているのは、審査員の評価を受けプロの脚本家デビューする為だったが、 NHKのラジオドラマコンクールで最終に残った後は、コンクールの結果は芳しくなかった。 もう30代半ばを過ぎていたが、それでも僕は脚本を書く事を諦めなかった。 ...
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⑪僕と創作。

統合失調症を発病し、大学を中退して両親と共に、実家に帰る車の後部座席で僕は、 とても気持ちの悪いエスカルゴの絵を描いていたと後になって家族に聞いた。 「地獄の番犬が吠えている。現実世界から抜け出した男は私を見張っている。それを救えるのは、私...
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⑩メンタルクリニックの先生との出逢い。

幼い頃から通っていた脳外科で、先生にこれは脳外じゃなくて、精神科だなと言われた。 精神科。僕がどうして精神科に!受付で暴れたのは、その時だったように記憶する。 初めは市立の精神科に通っていた。 僕の他には誰もいない寂しい診察室前の長い廊下だ...
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⑨障がい者雇用の話。

その企業は飲食店で、女性が多い職場だった。 店長と副店長は、僕よりもちょっと上ぐらいの齢の男性で、 優しく迎えてくれたが、途中で店長が変わった。 僕は洗い場を任されていたのだが、時折、簡単な仕込みも任されていた。 だが、僕が与えられた仕事し...
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⑧SMARPP(スマープ)、僕が辞めるべき依存。

そうして僕は作業所で週に一回、SMARPPに通うようになった。 僕の依存は母親であったが、それを可視化するのは難しいとされ、 結局煙草を辞める目的で始める事となった。 僕には今でも母親に対しては依存がある気がする。 母親とは一緒にいる時間が...
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