僕は、今の家族と作業所の人達と、小学校時代からの友人との関係が、
全く嘘の自分だと考えてしまう節があります。
それは、統合失調症の妄想の症状だと係り付医にも姉にも言われる事で
それで、安心するのですが、また何日か経つと、そんな妄想に憑りつかれてしまっています。
「統合失調症LINEグループすきゾ!」友人の一人に、幻聴がある方が自分らしいと言われた事があるのですが、僕は幻聴も妄想も無ければ無い方がいいと思います。
でも、本当にそれらが無くなったら、僕はその時、どんな風に思うのでしょうか。
『僕と違う自分』
妻は僕の顔を見て、ニコニコしている。
今日は、僕と妻の結婚記念日だ。
妻の笑顔を見て思う。
この目の前の女性は、本当に僕の妻なのだろうかと。
僕は、このレストランで、結婚記念日を祝う、この瞬間から僕と妻の結婚は始まったんじゃないのだろうか。
何を言っているか?当の僕にも、分からない。そう、分からないのだ。
この瞬間から、僕の心の中に生まれる嬉しい喜びの感情。
たった10秒前には、何も無いのかも知れない。
僕と妻と、その僕を見ているレストランのオーナー。
昨日だったら、僕とオーナーは、親友同士で、彼女は僕と彼のマドンナだったのかも知れない。
昨日の僕と今日の僕は、全く違う者だと、全く違う人生を生きる者だったと思う。
その人生を何度も繰り返すうちに、僕は本当の自分を見つけられるのだろうか。
毎日の違う自分の積み重ね、それが経験となり得るのだろうか。
明日の僕はどんな僕になっているだろう。
それは僕しか知らない僕の密かな楽しみだ。
今日の僕はこの瞬間から生まれる。

