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ご飯は要るの?

この「ご飯は要るの?」というタイトルを見て、あなたはどういう意味の言葉だと思ったでしょうか。

母が「ご飯は要るの?」と炭水化物炭水化物の夕食の時に、僕に聞きました。

僕はその時、何と答えたか、

「どうしてそんな険のある言い方するの?」

と言いました。

「ご飯、要るの?」

「いるよ」

「いいや、要らない」

普通なら、これが正解の答えなのだとお思います。

その時、僕の頭の中で勝手に文字変換がされたのです。

ご飯→食いぶち→仕事→職業作家、こんな変換が頭の中で瞬時に起こったのです。

そのせいで家族とまた喧嘩になりました。

病気の認識(病識)が無いわけではありません。

落ち着けばそれが病気の症状から来るものだとちゃんと認識できるのです。

それともこれは、僕の只のわがままでしょうか?

『ご飯は要るの?』

「今日はお疲れ様でしたー!」

僕は職場の終礼の一番後ろの列に並んで、俯いていた。

「嬉野さん?どうしました?」

僕の隣に並んで立っていた野沢裕子が心配して言った。

「嬉野君、どうしたの?課長が聞いてるよ」

「乙・・・枯れ様?」

「え?」

僕は彼女に言った。

「僕はもう枯れ果ててるの?」

「何言ってるの?嬉野君」

「僕はもう終わった人なの?!」

「何言ってるのよ、意味わかんないよ」

僕は彼女に詰め寄って言った。

「僕の言ってる事、分んない?僕の言葉が通じない!?」

彼女は言った。

「通じてるよ。ホントに何言ってるの?」

「僕の事、嫌いだろ!だからそんな事言うんだろ!」

「何言ってるの?大丈夫?」

「大丈夫じゃないように見えるか?!俺、そんなに駄目社員か?!駄目人間かよ!」

「もぉ~~、めんどくさい嬉野君」

嬉野と優子の前に立つ先輩OLが言った。

「野沢さん、嬉野君と付き合ってるんでしょ

?ちゃんとさせてよ」

優子が声を挙げて叫んだ。

「私達、付き合ってません!!」

嬉野は急に我に返って、優子に言った。

「え?」

優子は首を傾げて、嬉野に言った。

「ん?」

二人の間を極楽とんぼがスイーッと飛びぬけ去った。

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