スポンサーリンク
スポンサーリンク

一日25時間あったら何をする?

胡蝶の夢という中国の故事を知ってらしゃるでしょうか?

夢の中で蝶になってヒラヒラと飛んでいる夢を見て目覚めるのですが、その夢が自分は蝶になっている夢を見たのか、それとも蝶の自分が人間の夢を見ているのかと自我の存在を考えてしまうという説話です。

今日、映画『マトリックス』の第一作目を観ました。

『マトリックス』では、小さな艦隊で未来のAIと闘っている現実と、何もかもが出来てしまう仮想現実との間を行き来きする物語です。胡蝶の夢と違っている所は、自分の住む世界をはっきりと意識し、仮想現実と現実とを直視している主人公達の思いの伝わった作品だと言う事です。

現在公開されている「マトリックスレザレクションズ」を観る前に、アマゾンプライムで全シリーズを復習しています。

マトリックスの世界を堪能するぞー!

『一日25時間あったら何をする?』

毎日を謀殺されていた。

そんな時、神様が言った。

君の一日を1時間だけ増やしてあげようと。

しかし、条件があると神様は言った。

「その一時間を誰か他の人の為に使う事」という条件だ。

僕はそれを受け入れた。

ボランティア精神なんてこれっぽっちも無いけれど、その誰か他の人と過ごす時間は、僕をより充実させてくれるだろうと思ったのだ。

僕はその一時間の為に、後の24時間をガムシャラに頑張った。

睡眠時間は一日、7時間きちんと摂る。

食事も毎食、健康に気を付けて作る。

そして神様が僕にくれた1時間に使う。

僕はあなたとその1時間を共有したい。

と、階段から降りてくる足音がした。

時計を見ると、夜の12時を回っていた。

扉が開いた。そこにいたのは僕の母だった。

「まだ起きてたの?」

母は静かな声でそう言った。

「うん、ちょっと読みたい本があってね」

「そんなの朝早く起きて読みなさい」

「分かってるけどさー、それが中々出来ないんだよね」

母は、キッチンの戸棚から、猫の餌を取り出した。

すると、猫はすぐに母の足に擦り寄って行った。

母は猫の餌入れに、マグロ味の肉の餌を盛り付けた。

そして毎日同じ事を母は言う。

「あんた、起きてるんだったら、猫にご飯あげなさいよ」

母の一言はいつもそこから始まる。

そして今夜もまた夜更かしが始まる。

でも、一時間分貰った神様の時間があるから、

僕は母の為に、コーヒーでも煎れようかと思った。

タイトルとURLをコピーしました