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クルクルぶん回してジャンプしろ!!

芸能人の方にも多くの統合失調症の方がいらっしゃるようです。

松本ハウスという漫才コンビのハウス加賀谷さんは、自身が統合失調症となっても、相方の助けによって、芸能活動を続けられたそうです。

後にハウス加賀谷さんは、全国を自分の体験などを含めた講演会に引っ張りだこになっているという話を聞きました。

実際に、僕の通っている就労支援施設にも

ハウス加賀谷さんの講演会のビラが貼ってありました。

障がいを理由にして、自分の夢を諦めては駄目だと、思い誓いを立てた事もありました。

『クルクルぶん回してジャンプしろ』

僕はライブ会場で、僕はハンドタオルをグルグルぶん回して、ジャンプしていた。

席の隣には彼女。

同じくジャンプしながら、ハンドタオルをぶん回していた。

三千円のハンドタオル、でもそれは決して高くない。

そのハンドタオルには、彼女との思い出が入っているから。

そんな事もあったな。

僕はお風呂上りに、体を拭いた。

髪の毛はいつも違うタオルで拭くのが、僕のルーティーン。

「あれ?いつものタオルが無い」

僕は体も半分濡れたまま、パジャマに着替え、

洗面所を出た。

「おい、俺のハンドタオルは何処だよ」

すると、ダイニングテーブルの椅子に座った彼女が振り向いた。

彼女は僕の奥さんだ。

「ああ、小学校で雑巾がいるからって、雑巾にしちゃったわよ」

ライブ会場のデートはもう昔の事。

僕だけがいつ迄も、あの日々の記憶を覚えている。

彼女はもう新しい生活に埋もれて、僕との二人だけの日々を忘れてしまったのだろうか。

あの時の記憶よりも今現在を生きている彼女。

僕だけがあの頃に置いていかれている。

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