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滅亡妄想。

統合失調症だという事で、周りの支援者のお人達にやって貰って当たり前という考えが無意識に出てしまうような気がします。作業所の所長さんにも、統合失調症LINEグループすきゾ!の管理人さんにも、それをよく指摘されるのですが、感謝の心を忘れないように日常を送りたいです。

生活していると、自分は普通に生活出来ていると思ってしまいがちです。(本当は周りの人からの支援が無くては何も出来ないのに)。自分が統合失調症だという自覚が薄い事自体、僕には病識(自分の病気をちゃんと認識している事)が無いのでしょうか?

『滅亡妄想』

地球は滅亡するんだ――。

息子はそう言って庭に防空壕を作ると言って、地面を掘り起こしていた。

息子は統合失調症だった。

今まではおかしな事を言っても、言うだけに留まっていた。

そんな息子が庭を滅茶苦茶にしようとしていた。

私は息子を病院に連れて行った。

妻は私が息子を精神病院に連れて行く事に反対した。

妻は自分の息子が信じられなくてどうするの!と息子の精神病院行きを拒んだ。

信じる信じないではなく、息子は病気なのだ。

それに連れて行くのは、メンタルクリニックのカウンセリングだ。

昔のように、鉄格子のある病棟に入院させる訳ではないのだ。

息子は自分は病気では無く、息子のフィルターを通して見た世界は、滅亡寸前なのだ。

それを息子は本気で信じている。

息子がそう思うなら、私もそう信じよう。

だから私は息子の防空壕作りに手を貸した。

妻は泣き崩れていた。

私は泣いている場合じゃなかった。

息子が息子らしく生きられるのなら、私も

一緒になって、世界滅亡の危機に立ち向かおうじゃないか。

息子にはそれが真実なのだから。







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