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僕は告白が、すきゾ!

「それってどういう意味?」

僕は古賀さんの言っている言葉の意味を考えあぐねた末、やっとその言葉を口に出来た。

彼女はこう言った。

「私、優作さんが好きなんです。だから、武田さんの事ももっと良く知りたいんです」

そーいう事か・・・・、だよな。

僕は一人で舞い上がった自分を恥ずかしく思い、頭を掻きむしった。

古賀さんは一緒に行く店と、時間、待ち合わせ場所をさっさと決めて、それじゃあと言って、電話を切った。

シャワーを浴びたかった。自分の勘違いを洗い流したかった。ついさっきまで、古賀朝子の事を、優作の敵だと思っていたばかりなのに、ちょっと好意的に接してもらっただけで、のぼせ上がるなんて。宏人は自分の事を、惚れっぽい

奴だな、俺と思った。

今まで好きな人がいなかった訳じゃない。

だけど、そのどの恋も、パッと一目惚れして、自分一人で舞い上がって、それでも話し掛ける事さえもできずに、一人で恋愛して、一人で妄想して、一人で失恋して。そんな男が僕だった。

だから、恋愛など自分には無理だと、最初から諦めている所があった。

僕にはそう言う部分があった。

一方、優作は女子から人気があった。

だけど、優作は恋愛よりも、もっと他の事に興味があった。それは僕と同様、映画だった。

映画が、僕と優作を繋いでくれた。

毎日、映画をTSUTAYAでレンタルしては、一緒に観た。

毎週、映画館へ足を運んだ。

そのどれもが、優作と僕を繋ぐ友情の糸だった。

あの時は優作がいない日々の事など、考えもしなかった。

そこに現われたのが、古賀朝子だった。

僕と優作との距離を引き離そうとする女だった。僕は今も昔と変わっていない。

僕は優作の事が今も変わらず好きでいた。

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